寄田研究室では、
① LHC/ATLAS実験 (世界最高エネルギーでの素粒子実験)
② GRAMS実験 (自分達で製作し、自分達で物理結果を出す暗黒物質探索実験)
の二本柱で研究を行なっています。
世界規模の大実験とハンドメイド型の実験、両方ともに現代の素粒子・宇宙物理学にとってきわめて重要な実験です。
LHC/ATLAS 実験
円周 27 km にも及ぶ史上最大規模・最高エネルギーの陽子・陽子衝突型加速器LHCが稼働しました。そこで行われている発見マシーンともいうべきATLAS実験に正式に参加し、ヒッグス粒子の研究や標準理論を超える全く新しい粒子や現象を発見するため、世界中の物理学者と協力(ときには喧嘩も!?)しながら、日々研究を進めています。回路製作からトリガー、物理解析まで一貫して取り組んでいるのが特徴です。
GRAMS 実験
我々の宇宙は “暗黒物質” という光学的には観測することの出来ない物質で満たされているということがわかってきました。その未知の粒子である暗黒物質を “発見”すべく、 自分たちで検出器を製作し、物理結果を出そうと日々邁進しています。たくさんの議論を重ね、自分たちで作り上げているこの研究課題は、困難も伴いますが、将来的には南極での実験も視野に入れている非常にエキサイティングな研究活動です。